スマホ用外付け望遠を室内で検証|ポラロイドx5・エレコム8倍を一眼レンズと実写比較

iPhone外付け望遠ポラロイドx5で撮影した犬の室内写真
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普通のiPhone14で望遠の絵を撮る。

そんな願望から選んだ
2本のスマホ用望遠レンズ

・ポラロイドx5
・エレコム8倍

これらで撮影した画像と
一眼で撮影した画像を比較して
その実力を探ります。


この2本の外付け望遠レンズを選んだ理由は
こちらをご覧ください。

→ 一眼カメラの代わりをiPhoneに求めている経緯

今回の検証で分かったこと

先に結論を

・室内ならポラロイドx5は実用圏内
・エレコム8倍は条件次第で可能性あり
・135mmの絵に近づける瞬間はある

これなら!

と、期待を込めて
次回は屋外撮影に出かける流れとなりました。

検証する機材紹介

iPhone外付け望遠レンズ(エレコムx8・ポラロイドx5)と一眼カメラ135mmの比較機材
今回の検証で使用した機材。一眼(50mm・135mm)とiPhone用外付け望遠レンズ(エレコムx8・ポラロイドx5)。

左から
・一眼カメラ+50mmレンズ(標準域)
・一眼カメラ+135mmレンズ(中望遠)
・エレコムx8倍スマホ用望遠レンズ(P-SLZ8XBK)
・ポラロイドx5倍スマホ用望遠レンズ(PL-CT50SB)
・スマホ用ミニ三脚(リモコン付き)

一眼カメラは2台とも約9年前の
2世代型落ちです。

でも、レンズは今だに一級品、
非常に愛着のある一品たちです。

対して、
スマホ用の外付け望遠レンズは正直、

「おもちゃでは?」

なんて半信半疑でした。

でも、実際に手にしてみて、
意外としっかりした感触で一安心。
(特にエレコムはカッチリした
 メタルボディで期待が持てます)

とにかく、無印iPhoneで、
一眼に近い画像を撮る事は可能なのか?

どこまで犬をちゃんと撮れるのか?

まずは室内から検証します。

今回の検証条件(室内・自然光)

iPhone三脚固定とエレコムx8望遠レンズで愛犬を撮影している室内検証環境
iPhone+エレコムx8望遠レンズを三脚に固定した室内検証環境。約2m離れた位置に愛犬を配置して撮影しています。

・日中
・背後に縦長の窓
・三脚固定
・デジタルズームなし

で約2mの距離から撮影しました。

iPhone標準カメラ

iPhone標準(1x)。背景までピントが合う安定した写り。
iPhone標準(1x)で撮影。背景までしっかりピントが合うパンフォーカスの写り。

やはり流石の安定感!

・ピント速い
・迷わない
・失敗しない(ほぼ)

でも、圧縮感が出ない。

なので、これくらい離れると
風景写真になっちゃうんですよね。

iPhone標準カメラ(1x)で2匹の犬を撮影した作例。前後の犬と背景までピントが合う状態だが背景が写り過ぎてる
iPhone標準(1x)。前後にいる2匹の犬と背景までピントが合うパンフォーカスの写り。

2匹の撮影は一方が
ボケないように気を使いますが、
全く心配無用。

とにかく、

「安定感抜群だけど、ワクワクは少ない」

そんな印象ですね。

iPhone+ポラロイドx5倍外付け望遠レンズ

50mmの代わりになるのでは?

と考えて選んだのが
ポラロイド 5Xスマートフォン望遠レンズ(PL-CT50SB)です。

ポラロイドx5側の画像(6枚)もSEO最適版を作ります。
ポラロイドのx5倍スマートフォン望遠レンズ「PL-CT50SB」

5倍レンズなので、画角としては
一眼カメラの約130mm相当になります。

でも、Amazonの口コミの多くが
「せいぜい2~3倍くらい」

との評価が目立っていたため
むしろ好都合と考えて選びました。

ポラロイド x5倍望遠レンズ 初日の撮影 ピンボケになった作例
ポラロイド x5倍望遠レンズ 初日の失敗作例

ただ、撮った写真は
ほとんどがピンボケでした。

原因は後から分かったのですが、
付属クリップの位置でした。

クリップの向きによっては
iPhoneの距離センサーが隠れてしまうことがあり、
その状態ではオートフォーカスがうまく働きません。

※追記・センサーが隠れていても少し待つとAFが働くようです。
 ですが、原因は定かでないため消さずに残してます。

ポラロイド x5倍スマートフォン望遠レンズの純正クリップ装着
ポラロイドx5倍レンズ付属の純正クリップは装着する向きを短編側にしないと距離センサーを隠してしまう。

さらに当初、
良かれとおもってAFロック機能も
併用していました。

結果、露出まで固定されてしまい、
モヤが掛かったような薄暗い写り
となっていました。

ちなみに、付属クリップの代わりとして
17mm汎用アダプター(Apexel)での
装着も試しました。

Apexel 17mm汎用スマートフォンレンズアダプター
センサーを避けるために試した17mm汎用アダプター(Apexel)

このアダプターは
ポラロイド5倍、エレコム8倍とも
付属のクリップが液晶画面を
挟み込む構造なのが気になったため

その対策として購入しました。

このアダプターを介する場合は
センサーが隠れないのもメリットと思えてました。

でも、ただしこのアダプターは
ネジで固定するタイプのレンズ用。

x5レンズはネジ固定式ではないため、
レンズがポロポロと簡単に落ちてしまうので
この時点ではNGと判断。

ポラロイド x5倍望遠レンズ iPhoneで撮影した犬の作例 ピント成功
クリップの向きを修正し、AFが合うのを待つことでヒット率が改善した。

その後、純正クリップの向きを修正して
検証をつづけたところ、

iPhoneがピントを合わせてくれるのを待つようにすると、
ヒット率はかなり改善しました。
(約1秒ほどシャッターを切らずに待つ感じ)

ピントさえが合ってくれれば
レンズ自体の描写はまあ、悪くはない印象です。

ポラロイド x5倍望遠レンズ 周辺の歪みと周辺減光の作例
周辺には若干の湾曲と減光が見られる。

中央から離れるほど湾曲することに加え、

4隅が暗くなるのは
このレンズ特有の問題です。

4隅が暗くなる問題についての詳細は
こちらの記事をご覧ください。

→ ポラロイド5倍レンズを個別に検証

ですがいずれも、
犬を中央に置く構図なら
そこまで気にならないレベル。

ポラロイド x5倍望遠レンズで撮影した犬の望遠作例
背景が圧縮され、望遠らしい雰囲気が出た一枚。

夜間、適当に撮影してみたところ

背景も少し圧縮されて、
“望遠らしい雰囲気”
しっかり出ていると感じました。

iPhone+エレコム8倍外付け望遠レンズ

次に検証するのは
エレコム x8倍スマートフォン望遠レンズ(P-SLZ8XBK)です。

エレコム x8倍スマートフォン望遠レンズ P-SLZ8XBK
エレコムのx8倍スマートフォン望遠レンズ「P-SLZ8XBK」

このレンズの倍率は一眼カメラでの約208mm。

135mmというよりは
70-200mmの望遠側相当です。

正直、私的にはちょっと倍率が大きいのですが、
丁度良い倍率と思えたApexelのx6倍が
最初にお試しするにはちょっとお高い。

ケンコートキナーのx7倍は軒並み品切れ。

という理由で選びました。

ですが、最初の撮影ではいきなり苦戦でした。

エレコム x8倍望遠レンズ 初日の撮影 露出が崩れシルエットになった失敗作例
初日の撮影。AFロックの影響で窓以外が真っ暗になり、シルエット状態になってしまった。

こちらもポラロイドの時と同様、
少し待たずにシャッターを切っていた事に加えて
AFロック機能を使っていました。

その結果、窓以外が真っ暗になる
シルエット写真ばかりになってました。

ちなみにiPhoneのセンサーが隠れる問題は
AF機能に関係あるのかわかりません。

ですが、Apexelの17mm汎用アダプターが
外付けレンズの固定方法として
非常に優秀なため当初の記述を残しています。

当初のセンサーが隠れる件の検証

実際に確認してみると、
純正クリップが距離センサーを完全に隠している状態でした。

純正クリップで距離センサーが隠れていた状態で撮影した作例。 AFロックも併用していたため露出が固定され、窓以外が暗く落ちたシルエット写真になった。
純正クリップの装着位置によっては、iPhoneの距離センサーが隠れてしまう。

そこでx5倍のときと同じく、
17mm汎用アダプター(Apexel)を使って
センサーを避ける装着方法も試してみました。

Apexel 17mm汎用アダプターでx8倍望遠レンズを装着し距離センサーを避けた状態
17mm汎用アダプター装着テスト

この状態で撮影すると、
ある程度手動でピントを合わせたあと、

愛犬の顔をタップして少し待つ。

すると
iPhoneのオートフォーカスがわずかに調整してくれ、
ピントが合う瞬間がありました。

エレコム x8倍望遠レンズで撮影した犬の作例 ピントが合った成功写真
x8倍望遠レンズ 成功作例

ただし、このエレコム8倍にとっては正直、
2mの撮影距離は近すぎてドアップしか撮れません。。

そこで愛犬の位置を
約3メートルまで下げて撮影してみました。

結果、画角に少し余裕が生まれて、
ポートレート的な感じも撮れるようになりました。

エレコム x8倍望遠レンズ 約3mの距離で撮影した犬の作例
撮影距離を約3mまで下げると、画角とピントのバランスが安定した。

ただし、背景が近くなったことで
四隅は暗くなり、全体的に湾曲が目立つように。

さらに逆光部分の色にじみも感じます。

このことから
背景との距離感が重要なレンズ
なのは間違いありません。

つまり、屋外向きですね。

エレコム x8倍望遠レンズ 夜間室内で撮影した犬の作例
夜間の室内で手持ち撮影したx8倍望遠レンズの作例。

ですが、背景から距離を撮り、
愛犬を大きく写せば

望遠らしいタッチで撮れるのは
好印象でした。

このときはまだ気づいていませんでしたが、
エレコム8倍は「距離」で評価が大きく変わります。

→ エレコムの8倍を再検証した記事はこちら

一眼カメラ+50mm・135mm

50mmレンズf2.8で撮影した犬の作例 自然な背景の写り(愛犬は飽きてきてます)
50mm f2.8。自然な距離感で撮れる標準レンズの基準的な写り。

50mmは自然。万能。
近すぎず遠すぎずな距離感も扱いやすく、
基準としてはとても優秀です。

ちなみにポラロイド5倍は
50mmよりわずかに望遠。

という感じなのでx3倍くらいでしょうか。

135mm開放。背景が大きくボケ、犬の存在感が強く出る。

135mmの開放で私的に理想です。

このボケ具合による
立体感に惚れ込んでますが、

より倍率の高い望遠レンズなら
近い感じに再現できるのかも知れません。

135mmレンズf8で撮影した犬の作例 背景が整理された望遠圧縮
135mm f8。背景が整理され、望遠らしい圧縮感が出る。

f8まで絞った状態。

目指すべきはこの具合ですね。

シーンによりますが、
エレコム8倍でコントラストを

レタッチすれば再現できなくはない。

そんな印象でした。

室内での結論:外付けはアリか?

室内なら、アリ。

iPhone外付け望遠エレコムx8で撮影した室内の犬作例
エレコムx8望遠レンズ 室内作例

エレコム8倍で夜間に何気なく撮りましたが、
意外と好みなタッチ。

今回、

・ポラロイドx5は工夫すれば使えるかも
・エレコムx8倍は可能性を感じる

そんな印象を持てました。

そりゃ、135mmはやはり理想。
でも、8倍の絵を見る限り完全に圏外
という訳でもなし。

「軽さを取るか、理想を取るか」

このお題の答えを求めて
次回、自然光と距離の違いでの検証をします。

→ 屋外での検証結果はこちら

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