この記事でわかること
・ポラロイド5X望遠レンズは室内で使えるのか
・エレコム8X望遠レンズの実際の難易度
・iPhone標準と望遠の写りの違い
・一眼135mmとの差はどこにあるのか
室内で外付け望遠レンズを検討している方の参考になれば幸いです。
この記事の結論
・室内ならポラロイド5Xは実用圏内
・エレコム8Xは条件次第で可能性あり
・135mmの代替にはならないが、近づける瞬間はある
外付け望遠レンズを試した理由
正直に言うと、半信半疑でした。
スマホ用の外付け望遠レンズ。
「おもちゃでは?」という気持ちはありました。

でも、一眼は重い。
135mmは理想。でも気軽ではない。
だからこそ試したくなりました。
無印iPhoneで、どこまで犬をちゃんと撮れるのか?
一眼を持ち出さなくても済む日を作れるのか?
いきなり屋外は怖いので、まずは室内から検証します。
今回の検証条件(室内・自然光)

・日中
・背後に縦長の窓
・三脚固定
・同じ距離(約2メートル離れた愛犬がリラックスできる位置)
・デジタルズームなし
比較用に50mmと135mmも撮影しました。
50mmは“普段使いの基準”、135mmは“理想の基準”として並べます。
まずは冷静に見ていきます。
iPhone標準(1x)で撮ってみる

やはり安定感は抜群。
ピントは速い。
迷わない。
失敗が少ない。
ただ、背景の整理は難しい。

窓の光は入るが、立体感は弱め。
「安心だけど、ワクワクは少ない」
そんな印象でした。
ポラロイド5X望遠は“意外と使える”のか?
今回使用したのは
ポラロイド 5Xスマートフォン望遠レンズ(PL-CT50SB)です。

5倍レンズなので、画角としては
一眼カメラの約130mm相当になります。
室内で犬を撮るにはちょうど良い距離感だと思い、
まずはこのレンズから試しました。
ただ、最初の撮影では
ほとんどがピンボケでした。

原因は後から分かったのですが、
付属クリップの位置でした。
クリップの向きによっては
iPhoneの距離センサーが隠れてしまうことがあり、
その状態ではオートフォーカスがうまく働きません。

しかも当時はAFロックも併用していたため、
露出まで固定されてしまい、
全体的に少し眠い写りになっていました。
ちなみに、付属クリップの代わりとして
17mm汎用アダプター(Apexel)でも試しています。

この場合はセンサーが隠れないため
ピント自体は問題ありませんでした。
ただしこのアダプターは
x5レンズがネジ固定ではないため、
レンズがポロポロ落ちてしまいます。
実用性はやや微妙でした。
その後、純正クリップの向きを修正し、
iPhoneがピントを合わせるのを約0.5秒待つようにすると、
ヒット率はかなり改善しました。

レンズ自体の描写は、
思っていたより悪くありません。
確かに四隅は暗くなりますし、
若干の湾曲もあります。

ただ、犬を中央に置く構図なら
そこまで気にならないレベルです。
背景も少し圧縮されて、
“望遠らしい雰囲気”はしっかり出てきます。

正直なところ、
もっと厳しい写りを想像していました。
x8倍望遠は本当にシビアなのか?
今回使用したのは
エレコム x8倍スマートフォン望遠レンズ(P-SLZ8XBK)です。

x5倍と同じく、
最初の撮影ではかなり苦戦しました。
原因はやはりクリップの位置でした。
付属クリップの装着位置によっては
iPhoneの距離センサーが隠れてしまいます。
その状態ではオートフォーカスがうまく働かず、
さらに当時はAFロックも併用していたため、
窓以外が真っ暗になる
シルエット写真ばかりになってしまいました。

実際に確認してみると、
純正クリップが距離センサーを完全に隠している状態でした。

そこでx5倍のときと同じく、
17mm汎用アダプター(Apexel)を使って
センサーを避ける装着方法も試してみました。

この状態で撮影すると、
ある程度手動でピントを合わせたあと、
愛犬の顔をタップして少し待つ。
すると
iPhoneのオートフォーカスがわずかに調整してくれ、
ピントが合う瞬間がありました。

ただし、もう一つ問題がありました。
これまでの撮影距離は
約2メートル。
x8倍の画角では
少し近すぎるようでした。
そこで愛犬の位置を
約3メートルまで下げて撮影してみました。
すると
画角に余裕が生まれ、
望遠らしいバランスで撮れるようになりました。

ただし、背景が近くなったことで
四隅は暗くなり、湾曲が目立つように。
さらに逆光部分の色にじみも感じます。
x8倍は確かにシビアです。
しかし
・距離センサーを隠さない
・手動で大まかに合わせる
・タップAFを少し待つ
・距離は3m前後
この条件がそろうと、
“望遠らしい空気”の一枚が撮れる瞬間がありました。
成功率は高くありません。

それでも、
ハマったときの写りには
確かに望遠の表情がありました。
50mm・135mmと並べてみる
50mmは自然。万能。
距離感も扱いやすく、基準としてはとても優秀です。

135mmはやはり理想。

立体感。
背景の整理。
犬の存在感。
開放の立体感は別格です。
(マズルの先端もボケてしまってますが)

ただし、重い。
この重さを受け入れてでも持ち出す価値があるレンズ。
それが135mmです。
この時点で思ったのは、
「外付けは代わりにはならない。でも、条件次第では近づけるかもしれない」
でした。
室内での結論:外付けはアリか?
室内なら、アリ。

標準は安定。
5Xは工夫すれば使える。
8Xは可能性を感じる。
135mmはやはり理想。
でも、8Xも完全に圏外ではなかった。
「軽さを取るか、理想を取るか」。
その選択のヒントになればうれしいです。
では、屋外ではどうだったのか。
次回、光と距離が変わったときのリアルを検証します。
